タイトル画像:meguraw645によるPixabay からの画像
人は色々なタイミングで人生の分岐点を迎えます。学生の方は入学や卒業、社会人の方は転職や転勤等、理由は様々ですが皆それぞれ転機の時があります。そんな分岐点を迎えるタイミングで是非聴いていただきたい詩がグッと心に刺さる曲たちをご紹介します。
きっかけ/乃木坂46
この曲は乃木坂46の2ndアルバム『それぞれの椅子』に収録されている曲です。シングル曲では無いものの第72回紅白歌合戦でも歌われ、2021年に乃木坂46の4期生の「遠藤さくら」さんがYouTubeチャンネル”THE FIRST TAKE”に出演した際に披露したことでも話題となりました。
決心のきっかけは 理屈ではなくて
いつだってこの胸の衝動から始まる
流されてしまうこと 抵抗しながら
生きるとは選択肢 たった一つを選ぶこと
“きっかけ/作詞：秋元康・作曲:杉山勝彦・編曲:杉山勝彦、有木竜郎” より抜粋
遠藤さんのとても一生懸命に歌い上げる姿と声に涙が止まらなくなるこの曲。誰もが感じたことのある不安や悩み、複雑な感情を受け入れ自分らしい生き方とは何かを表現しており、1人の少女が成長していく姿を思わせる詩が素敵なこの曲、乃木坂46メンバーの卒業コンサートやセレモニーでも度々披露されているので新たなスタートを迎えるに合わせて是非聴いていただきたいです。
またこの曲は元メンバーの深川麻衣さんの卒業企画として乃木坂46時間テレビでアート作品に挑んだ時のテーマが『きっかけ』となっており、その制作過程を収めたものがこの曲のMVとなっています。合わせてご鑑賞されることをオススメします。
正解（18FES ver.）/RADWIMPS
この曲は2018年12月にリリースされたアルバム『ANTI ANTI GENERATION』の収録曲になります。NHK『RADWIMPS 18祭 2018』において制作された楽曲です。この動画は”RADWIMPS”の公式YouTubeチャンネルにて「ANTI ANTI GENERATION TOUR 2019」の様子が公開されているものになります。
あぁ 答えがある問いばかりを
教わってきたよ だけど明日からは
僕だけの正解をいざ 探しにゆくんだ
また逢う日まで
“正解/作詞・作曲:野田洋次郎” より抜粋
この曲を聴いてなんとなく学生時代を終えてしまったことを私は後悔しました。しかしこの曲に出会えてこれからの1日をどのように過ごそうかと考え、時間を大切にするようになりました。卒業ソングとしてだけでなく社会に出ている大人が聴いても考えさせられるものがあるのでは無いでしょうか。
番組内行われたスタジオライブの様子はYouTubeのNHK公式チャンネルで公開になっています。1000人の学生達それぞれが想いを込めており、RADWIMPSの3人と一丸となりこの曲を歌い上げるその姿は何度観ても胸を熱くさせられます。合わせてご鑑賞ください。
テルーの唄/手嶌葵
2006年に公開されたスタジオジブリの長編アニメ映画「ゲド戦記」の挿入歌になっている曲で、テルーとは劇中に出てくるヒロインの少女の名前になります。歌詞は、萩原朔太郎の『こころ』という詩がもとになっているそうです。
夕闇迫る雲の上
いつも一羽で飛んでいる
鷹はきっと悲しかろう
音も途絶えた風の中
空を掴んだその翼
休めることはできなくて
”テルーの唄/作詞:宮崎吾朗・作曲:谷山浩子・編曲:寺嶋民哉”より抜粋
空を舞う鷹を見て、何者にも縛られない自由のように見える鷹ですが、空を飛んでいる限りは羽を休めることはできないので全くの自由とはいえない、そんな鷹に「心」を重ねているような詩に感じます。
私たちは学生時代に社会に出ることを自由になれる思っていたと思います、ですがたくさんの柵の中で皆必死に生きていることを知ります。いつまで頑張ればいいのか時に虚しくなってしまいますがそんな気持ちに囚われていても仕方がない、気持ちを切り替えようとすることが良いことだと言われている曲だと思います。
終わりに
今回は人生の分岐点で心に刺さる曲をご紹介しました。皆さんの好きと一致したり、新しい好きに出会える記事になっていれば嬉しいです。
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